競売のデメリット
競売とは、住宅ローンなどの借入金が返済をできなくなったときに、債権者の申立てにより担保となっている不動産を裁判所が強制的に売却すること。裁判所は最低売却価格を定めます。そして最も高額にて入札(落札)をした人がその不動産の所有権を得ることになります。
競売のデメリットといたしましては、売却価格が低くなるということ、また引越し費用などを含めた立ち退きの交渉を自身でする、もしくはできない場合もあります。これは実際の落札者によって異なります。 さらに、競売で自宅を失ってからも残った債務を支払い続けなければなりません。この支払い義務が残ることになります。
債権者の決定により売却される競売では、都合を聞いてもらえることはなく、引っ越し時期など全く考慮されず、追い出されるような形で、全て自費での退去になり、強制退去させられてしまう場合もあります。
競売にかけられてしまうと、裁判所から公告されるため、沢山の業者の訪問を受けたり、近所に声をかけたり、チラシを配られてしまったりと、近所に競売になってしまったことが知れ渡ってしまい、住みなれた町で再出発することが難しくなってしまいます。
競売の場合、市場価格の20%~50%の金額での売却になってしまうので、市場の相場価格より大幅に安くなり、その分、残債務が多く残ってしまいます。
競売では、強制的に売却されたにも関わらず、市場価格の最大で7割と大幅に安い売値が付いてしまう為、債務が多く残ってしまい、一括請求されてしまう場合もあり、自己破産にまで陥ってしまうケースがあります。